

- 栗原 朋也
Tomoya Kurihara - 経営管理部 部長
- 6年目
現在の仕事内容を教えてください!
バックオフィス業務全般の実務と責任者を担当しています。
その仕事のやりがいはなんですか?また、印象に残っている経験を教えて下さい。
いろいろありますが、私の元々の専門が経理や財務なので、そういったバックグラウンドから感じるのは、会社のアクション一つ一つ、今後何をしたいか、過去にどんなことをしてきたかを数値化し、その会計データに基づいて意思決定に関わることが一番経営に貢献していると感じる瞬間ですね。
集計した数値を自分なりに分析し、それを経営層にフィードバックして議題として提案し、実際に物事を変えていくことが、私にとってやりがいのある仕事だと感じています。これは、ただの経理職ではそこまで関わることができないことですしね。
直近で印象に残っている経験としては、「通信事業の譲渡」ですね。
まず、意思決定プロセスから譲渡後のPMIの一部まで、一貫して関わることができる経験って滅多にないと思っています。
そして何よりもスピード感です。意思決定してから譲渡実行までの期間は実質4か月程度だったので、とにかく目まぐるしく時間が過ぎていった感覚です。
短期間でしたが、その中でも山あり谷ありの非常にスリリングな経験を積ませてもらいました。(笑)
その経験を通じて学んだことや感じたことは、やればやるほど自分がまだまだだなという思いです。もちろん、一つの解は出せるかもしれませんが、実際にはその解が完璧ではなく、もっと別の視点で考えられたのではないかと、後になって感じる場面が多いです。
また、人から指摘を受けて、違う視点を得ることも多く、それによって視野が広がっています。おそらく100点満点で解答を出せたケースの方が少ないので、毎回新たな視点をもらいながら成長していると感じています。長岡さん(社長)や会議に参加しているメンバーからも多くの刺激を受けており、これからの自分の成長が楽しみです。(笑)

会社の魅力をお聞かせ下さい!
TFNの魅力は、意思決定スピードが速く、裁量が大きい点だと思います。
うちの会社はスピード感を非常に大事にしているので、私もそのスピードに合わせて動くことを意識しています。
例えば、長岡さん(社長)から「これやりたい!」「これできないかな?」という突然の提案が来ることがあるのですが、そのときに瞬間的な判断を求められます。
本来であれば、経営管理の立場としてじっくりとリスクや法令、内部統制などの観点から検討をする必要があるのですが、あっという間に1ヶ月、2ヶ月が過ぎてしまいます。その間に状況が変わったり、考えが変わったりして、チャンスが失われる可能性もあります。
そのため、うちの会社では「その場その場での判断力」と「瞬発力」が重要だと思っています。瞬間的にクリティカルな問題がないかを頭に巡らせ「YES」か「NO」を言えるように、常に意識しています。
そのためには、専門的な知識を入れて、アップデートし続けなければならないと感じています。ありがたいことに、5年ほど働いてきた中で、この会社で瞬発力を鍛えられたと実感しています。とはいえ、今でもドキッとする瞬間はありますけどね。(笑)
今後の目標をお聞かせ下さい!
まずは守りを固めることが大切だと考えています。
財務基盤を安定させ、制度や規程を整備することがその一歩です。それがしっかりとできていれば、大きな投資や新たな挑戦にも自信を持って踏み出せるようになります。
私たちは“守りの部門”と一般的に言われますが、私は「攻め」て良い部門だと考えています。ただ、攻めるためにはまず守りができていないと、安心できません。
その意味で、今のフェーズだと守りを固めることが最優先だと思っています。
TFNの事業成長性はかなり高いと感じています。EC市場は毎年市場規模を大きくしていて、私たちはその市場において一定のプレゼンスを持っていますし、独自のEC用システムを持っていることも強みだと感じています。
さらに、レイ・アウト(ディズニー、ポケモン等の版権を所持するスマートフォンアクセサリーのメーカー)さんという強力なパートナーがいるおかげで、他のEC業者にはない環境で事業を進めることができています。この強みを活かして、どんどん事業を成長させることができる環境にいると思います。
伸びしろが十分にあるということは、そこに投資をしていくのは当然の判断です。そのために、ある程度の財務基盤を持っていないと安心して成長投資ができない事態となってしまいます。みすみす成長のチャンスを棒に振ってしまうのは、とてももったいないことですし、会社の士気にも影響してきます。
また、事業が成長し成果を上げていくと、社員が「これさえやっておけば売上がある」「これさえやれば間違いない」というタスク至上主義な考えになりかねません。そうなると、ベンチャー企業としてのスピード感や柔軟性を失ってしまうのではないかという危機感があります。
この危機感を避けるためには、組織の仕組みや制度を整えていく必要があります。特に人事や労務に関しては、新しい仕組みを作り、社員が常に積極的に挑戦できるような環境を整えることが求められますので、こちらにも鋭意取り組んでいきます。
そして最後に、私個人の目標は、常に一貫していて、ずっと「上場すること」です。もちろん、その道のりは簡単ではないと思いますが、チャレンジしたいという気持ちは強いですね。高い目標を持ってこれからも頑張っていきます。

求職者へのメッセージ
大切なのは「スクラップアンドビルドを恐れないこと」だと思います。現在、私たちを取り巻く環境は、常に変化を求められています。それは会社内でも同じことで、積極的に新陳代謝を起こす必要があります。
もちろん、今のメンバーで、今の体制で、今のやり方でずっと成長をし続け、この先も安心して働ける会社を作れれば良いのですが、それは難しいと感じています。どうしても新たな決断が必要な場面が来ます。そのときに、現状維持的な意識を持っていると、一歩踏み出すことが難しくなってきます。
だから、恐れずに勇気をもって今あるものを壊し、再構築を行い、常に新しい挑戦をしていける人が一緒にいると、非常に心強いですね。私自身、そういった人たちと一緒に働きたいと強く思っています。
2〜3年後には世の中の状況がまた変わっているでしょう。だからこそ、柔軟に考え、変化を恐れずに進んでいける仲間を迎え入れたいと思っています。